NISAは月いくら積み立てるべき?40代会社員の現実的な金額と考え方

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NISAは月いくら積み立てるべき?40代会社員の現実的な金額と考え方【2026年版】

📅 2026年3月
⏱ 約8分

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「NISAは月いくら積み立てればいいのか」——これは資産運用を始めるとき、ほぼ全員がぶつかる最初の壁です。

ネットで調べると「月3万円がおすすめ」「余裕資金をすべて入れろ」「年間120万円を目指せ」など、情報がバラバラで何を信じればいいかわかりません。

この記事では、40代会社員が実際に月いくら積み立てているか・なぜその金額にしたかを実体験ベースで解説します。「正解の金額」は人によって違いますが、考え方の軸を持てれば迷いがなくなります。

📌 この記事の結論(先に読みたい方へ)
  • 40代の現実的な積立額は月3万〜5万円が中心。余裕があれば月10万円以上も視野に
  • 金額より先に「生活防衛資金」「iDeCoの上限利用」を確認することが重要
  • 積立額は「続けられる金額」が最優先。無理して途中でやめると意味がない
  • つみたて投資枠(月10万円上限)から始め、余裕が出たら成長投資枠を活用する順序がおすすめ

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40代のNISA積立額の平均はいくら?

まず現実を把握するために、40代の積立額の実態を確認しましょう。

月の積立額 割合(目安) どんな人が多いか
〜1万円 約20% 「とりあえず始めた」層。教育費・住宅ローンが重い人
1万〜3万円 約35% 最も多い層。生活費とのバランスを意識した金額
3万〜5万円 約25% 老後を本気で意識し始めた層。iDeCoと並行運用
5万〜10万円 約15% 子育てが落ち着いた・共働き・年収が高めの層
10万円以上 約5% 年間120万円(つみたて投資枠上限)を目指している層

※各種調査・統計をもとに独自集計した概算値です。

40代で最も多いのは月1万〜3万円の層です。「もっと積み立てたいけど、教育費や住宅ローンがある」という現実的な制約が数字に表れています。

⚠️ 「平均に合わせる」は危険

「40代の平均が月2万円だから自分も2万円でいいか」という考え方は危険です。積立額の適正値は収入・支出・貯蓄残高・老後の目標額によって人それぞれ。平均はあくまで参考値です。

月の積立額を決める前にやるべき3つの確認

NISAの積立額を決める前に、必ず確認しておくべきことが3つあります。これをスキップして金額だけ決めても、長続きしません。

1
生活防衛資金(3〜6カ月分)は確保できているか

NISAは長期投資が前提です。しかし急な出費(医療費・修繕費・失業など)が発生したとき、NISAを解約して対応しなければならない状況は避けたい。

目安は生活費の3〜6カ月分を現金(普通預金・定期預金)で確保してから投資に回すこと。これがない状態で月5万円を積み立てるより、防衛資金を先に作る方が賢明です。

2
iDeCoを先に上限まで使っているか

節税効果の強さはNISAよりiDeCoが上です。掛金が全額所得控除になるiDeCoを先に上限(企業年金なし会社員は月23,000円)まで使ってから、余裕資金をNISAに回すのが基本の順序。

推奨の優先順位:生活防衛資金 → iDeCo(月23,000円) → NISA(残り)

3
老後の目標額から逆算しているか

「老後に2,000万円必要」とよく言われますが、これは平均値です。実際に必要な額は現在の生活費・年金見込み額・退職金・住居費などで人によって大きく異なります。

まず「老後に自分はいくら必要か」をざっくり計算してから、「NISAで何年かけていくら作るか」を逆算して月の積立額を決めると、金額に納得感が生まれます。

積立額別シミュレーション(40代スタートの場合)

45歳からスタートして65歳まで20年間積み立てた場合のシミュレーションです。

月の積立額 20年の元本 利回り3% 利回り5%
月1万円 240万円 328万円 411万円
月3万円 720万円 984万円 1,233万円
月5万円 1,200万円 1,640万円 2,055万円
月10万円(つみたて上限) 2,400万円 3,280万円 4,110万円

※複利計算の概算値。実際の運用成果を保証するものではありません。

💡 ポイント

老後資金の目標が1,500万円なら、利回り5%想定で月3万円×20年でほぼ達成できます。2,000万円が目標なら月5万円が目安。このように目標から逆算すると、積立額の根拠が明確になります。

私の実践:月いくら積み立てているか・なぜその金額か

実体験

私の場合、NISAのつみたて投資枠に月3万円を設定しています。iDeCoの月23,000円と合わせると、月合計約5.3万円が投資に回っている計算です。

なぜ月3万円にしたかというと、「生活水準を落とさずに継続できる金額」を最優先で考えたからです。月5万円を設定して途中で「やっぱりきつい」となって減額・解約するより、月3万円を20年間確実に続ける方が結果的に大きな資産になると判断しました。

銘柄はS&P500インデックスファンド一本。考えすぎず、迷わず、積み立て続けることが40代の投資戦略の核心だと思っています。

ケース別:あなたはいくら積み立てるべき?

CASE 01
教育費・住宅ローンが重くて余裕が少ない

無理して増やす必要はありません。月1万円でも20年間続ければ約411万円(利回り5%想定)になります。まず「続けること」を優先。ローンが終わったタイミングで増額する計画を立てておくのがおすすめです。

→ 月1万円からスタート。無理なく継続できる金額が正解
CASE 02
子育てが落ち着いて、少し余裕が出てきた

iDeCoを月23,000円使ったうえで、NISAに月2万〜3万円を追加するのが現実的な目標です。この組み合わせで月合計約4.5万〜5万円の投資になり、20年で1,200〜1,500万円を目指せます。

→ iDeCo月23,000円+NISA月2〜3万円のセットが40代の定番
CASE 03
老後資金を本気で作りたい・年収が高めの共働き世帯

NISAのつみたて投資枠は月10万円(年間120万円)が上限です。iDeCoと合わせると月13万円以上の積立が可能。余裕資金があるなら、つみたて投資枠の上限を目指す価値は十分あります。

→ iDeCo月23,000円+NISAつみたて投資枠月10万円(上限)を目標に
CASE 04
今まで何もしてこなかった。今から間に合うか不安

40代後半でもまだ15〜20年の運用期間があります。「遅すぎた」は思い込みです。今日から月3万円を始めた人と、1年後に始めた人では最終的な資産額に数十万円の差が出ます。「今日が一番早い」という認識で動いてください。

→ 金額より「今すぐ始めること」が最優先。月1万円でも今日から

つみたて投資枠と成長投資枠、どう使い分けるか

新NISAは「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」の2つがあります。40代の積立戦略としてどちらをどう使うか整理します。

つみたて投資枠
年間120万円(月10万円)
  • 金融庁が選定した低コスト投信のみ
  • 長期・積立・分散投資に特化
  • 初心者・40代の基本はここから
  • S&P500・オルカンが定番
成長投資枠
年間240万円(月20万円)
  • 個別株・ETF・幅広い投信が対象
  • 高配当株・金ETFの購入も可能
  • つみたて投資枠の次に使う枠
  • スポット購入や分散強化に活用
✅ 40代の推奨活用順序

①まずつみたて投資枠でS&P500を月3〜10万円積立→ベースの老後資産を作る
②余裕が出たら成長投資枠で高配当株や金ETFを購入→分散強化とインカムゲイン確保

40代がNISAの積立額でやりがちな失敗

❌ 失敗① 生活防衛資金なしで高額積立
「老後が心配だから」と月10万円を設定したが、急な出費でNISAを解約。売却タイミングが暴落時と重なり損失を確定してしまう。
❌ 失敗② 「多い方がいい」で無理な金額を設定して途中でやめる
月8万円を設定したが生活が苦しくなり半年で解約。「続けること」が最重要なのに、金額を優先して継続性を犠牲にした。
❌ 失敗③ 毎月相場を気にして積立額を増減させる
「株価が上がっているから今月は少なめに」「下がったから多めに」と毎月調整してしまう。ドルコスト平均法の効果を自ら消してしまっている。
✅ 正解:金額を決めたら相場を見ずに自動積立で放置
積立額を一度決めたら、設定を変えない。毎月自動で積み立てられる設定にして、基本的に放置。これが長期投資の正しい姿です。

よくある質問

Q
NISAは月いくらから始められますか?
100円から始められます(証券会社によっては1円から)。「始めること」が最優先なので、最初は少額でも全く問題ありません。慣れてきたら増額すればOKです。
Q
積立額は途中で変更できますか?
いつでも変更できます(ほとんどの証券会社でオンライン対応)。ボーナス時に増額する・生活が苦しくなったら減額するなど、柔軟に調整して継続することが大切です。
Q
年間120万円(月10万円)の上限まで積み立てないともったいないですか?
使いきれなかった枠は翌年に繰り越せません(消滅します)。ただし、無理して上限を目指す必要もありません。生活の安定を犠牲にして上限を埋めるより、無理のない金額で20年間続ける方が資産形成の結果は良くなります。
Q
株価が下がっているときも積み立て続けるべきですか?
続けるべきです。むしろ株価が下がっているときは同じ金額でより多くの口数を買えるため、ドルコスト平均法の効果が最も出るタイミングです。「下がったから止める」は長期投資の失敗パターンの典型です。
Q
40代後半から始めるのは遅すぎますか?
遅くありません。45歳から始めても65歳まで20年あります。月3万円×20年×利回り5%で約1,233万円になる計算です。「もっと早く始めればよかった」という後悔より、「今日から始める」行動の方がはるかに重要です。

📌 この記事のまとめ
  • 40代のNISA積立額の中心は月1万〜3万円。老後を本気で意識している層は月3万〜5万円
  • 積立額を決める前に「生活防衛資金の確保」「iDeCoの上限活用」を先に確認する
  • 老後の目標額から逆算して月の積立額を決めると、金額に納得感が生まれる
  • 月3万円×20年×利回り5%で約1,233万円。月5万円なら約2,055万円になる試算
  • 「続けられる金額」が最優先。無理な金額を設定して途中でやめることが最大の失敗
  • まずつみたて投資枠でS&P500を積み立て、余裕が出たら成長投資枠を活用する順序がおすすめ
  • 40代後半でも遅くない。「今日が一番早い」という認識で今すぐ始めることが最重要

※この記事は筆者の実体験と公開情報をもとにした情報提供を目的としています。特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。資産運用には元本割れのリスクがあります。実際の投資判断はご自身の責任において行ってください。

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