歌い手はボーカルミックスがを行うことで、繊細な音色にすることができます。ボーカルミックスはLogic ProやCubaseなどの有料のものが存在しますが、無料のガレバン(GarageBand)でも十分に力を発揮してくれます。有料版ではエフェクト数がたくさん存在したり、プロ使用になっているため素人がお金を払って購入するにはあまりお勧めしません。
そこで今回は無料のガレバン(GarageBand)を使ったボーカルミックスの方法を記事にしていきたいと思います。実際にガレバンだけで録音とボーカルミックスをしたものがこちらの動画になります。
それではさっそく行ってみましょう!!
音楽の世界に「正解」はない
まず1番最初に言っておくことは「芸術」には正解がありません。書道や美術と同じように、音楽にも好みなどがあり、観たり聴いたりする人によって伝わり方が違います。音楽も同じようにPOPSは自由に表現できる音楽のジャンルなためクラシックとは大きく違うため正解が難しくなります。
しかし、誰が聴いても「素晴らしい音楽」に近づけることは可能です。それがここで言うボーカルミックスの定義にしておきたいと思います。
宅録ボーカルミックスをするうえで環境は大切
自宅でボーカルミックスを行うさいには「環境」が大切になります。エアコンやテレビの雑音など生活音はノイズとなってしまい、聴き手には不快な音になってしまいます。そのためマイク以外の音を遮断する録音吸音材があると便利です。エアコンや近隣の車の騒音など、遮断してくれるため綺麗なボーカルの声だけを拾うことができます。
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ガレバンのミックス編集の方法(バラード)
ガレバンにも基本的なセットアップ機能があります。上記の写真のように「Final MIx – Ballad」を設定すればバラードのようなマスター設定になります。
⚠︎写真左上
上記の設定はデフォルトではなく「Final MIx – Ballad」に設定してから、少し変更したものになります。記事上部にあったYouTubeの動画の音源の設定になってしますので、同じような感じにしたい場合、上記と同じような設定にすることをお勧めします。
Hz(ヘルツ)の考え方
Hzは数字が低いほど「低音」をさします。20から80Hzの部分はカットすることで、余分な口の動きの音などを除去することができます。低音域が高いほど耳障りになってしまうため男性の場合は「低く」女性の場合は下げ気味にすることをお勧めします。
中音域は200から2Kくらいの間になります。高くすると声に「厚み」が生まれますが、男性の場合は重い印象になってしまいます。女性はチェストボイス(胸の響)の声が少ないため少し上げ気味がお勧めです。
2Kから20Kの部分は高音域になっています。高くしてみると、バックの音源との「距離感」が合わなく声だけが「前」にでてしまうためミックス編集をした際に違和感があります。
高音域をあげて音源がこちら↓
上記の写真のように2Kから8K付近の音域をあげて観たので聴き比べて、違いを比べてください。このように、無料で使えるGarageBandでもLIVE配信やSNSで高音質で投稿できるようになります。
リバーブやエコーなど「つまみ」操作以外にもヘルツを触るだけで聴いている人の心地よさが変わってくるので、歌い手さんは是非参考にしてみてくださいね。
⚠︎デフォルトがあるように、極端に波形をかえてしまうと「声」がおかしくなってしまうので以下のことに注意しましょう。
地声が大き人(太い、または男性)=中心線より低く意識する
地声が小さい人(声が細い人、または女性)=中心線より高くする
まとめ
こんかいは無料でボーカルミックスを編集するための豆知識として、簡易的な説明をしていきました。音楽にも「正解」がないように歌い手さんお好みや、こだわりが違うため一概には言えませんがボーカルミックスを初めて触る人への参考になればと思います。
動画にしてほしいなどの要望、歌動画のついて意見があればSNSやYouTubeのコメント欄からお待ちしております。
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