オルカンの中身は何が入ってる?米国63%の実態を国別・業種・銘柄で解説【2026年最新】

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オルカンの中身は何が入ってる?米国63%の実態を国別・業種・銘柄で解説【2026年最新】

「オルカンって結局なにが入っているのだろう」「全世界株式なら世界中に均等に分散されているのだろうか」「上位の銘柄は何%くらいを占めているのか」。買ってはいるものの、中身までは見たことがないという方は少なくありません。

結論からお伝えします。オルカンは全世界に投資する商品ですが、実際には米国が63.1%を占めており、上位10銘柄だけで全体の23.4%になります。組入銘柄数は2,414本ですが、金額の重みは一部の巨大企業に大きく偏っています。

これは欠陥ではなく、時価総額加重という仕組みの結果です。ただし「全世界だから安心」と思って買っている場合と、中身を知ったうえで買っている場合とでは、下落したときの受け止め方がまったく変わります。この記事では2026年7月末時点の月次レポートの実数値だけを使って、中身を1つずつ開けていきます。

この記事でわかること

  • 国・地域別の構成比と、米国が63.1%を占めている実態
  • 構成比を世界の名目GDPシェアと並べたときのズレ
  • 組入上位10銘柄と、その合計が全体に占める割合
  • 業種別で見たときの情報技術セクターの重み
  • オルカンに「入っていないもの」と、為替が果たしている役割
  • 中身を知ったうえでの現実的な付き合い方
    1. この記事でわかること
  1. オルカンの中身を先に3行でまとめます
    1. 数字で見た「中身」の要点
    2. 「均等に分散」ではなく「時価総額の大きさで分散」です
    3. この記事で使うデータの出どころ
  2. 国・地域別の構成比|米国が63.1%を占めています
    1. 組入上位10カ国・地域の実数値
    2. 世界の名目GDPシェアと並べると、ズレが見えます
    3. 米国の比率は20年で48%から64%へ上がっています
  3. 組入銘柄は2,414本|上位10銘柄だけで23.4%です
    1. 組入上位10銘柄
    2. 上位10銘柄のうち9本が米国企業です
  4. 業種別に見ると情報技術が29.6%を占めます
    1. 組入上位10業種
    2. 広い意味でのテック関連は37.2%になります
  5. 資産構成は先進国83.7%・新興国11.2%・日本5.1%です
    1. 3つのマザーファンドの構成比と直近の騰落率
    2. 日本株は5.1%しか入っていません
  6. 米国63%は「分散できていない」という意味ですか
    1. 売上ベースで見ると米国は約36%です
    2. 直近では米国以外のほうが伸びています
  7. オルカンの中身に「入っていないもの」も確認してください
    1. 小型株はおよそ15%分が対象外です
    2. 債券・金・不動産は1円も入っていません
    3. 為替ヘッジはありません|値上がりの4分の1は円安が押し上げています
  8. 中身を知ったうえで、どう付き合っていくとよいですか
    1. そのまま持ち続ける場合に意識しておきたいこと
    2. 偏りをやわらげたい場合の選択肢
    3. いくら積み立てるかは中身とは別の話です
  9. まとめ|オルカンの中身は「世界の時価総額」そのものです
    1. 覚えておきたい5つの数字
    2. 「全世界」の意味を取り違えないでください
    3. 中身は変わり続けます
  10. よくある質問
    1. オルカンには何銘柄入っていますか
    2. 中国株やインド株は入っていますか
    3. オルカンの中身はどこで確認できますか
    4. 米国比率が高いなら、S&P500と同じではないですか
    5. 偏りが気になるので売ったほうがよいですか
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オルカンの中身を先に3行でまとめます

細かい表に入る前に、全体像をつかんでおきましょう。オルカンは正式にはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)といい、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)への連動をめざす投資信託です。この指数は先進国23カ国と新興国24カ国の合計47カ国・地域を対象とし、世界の投資可能な株式のおよそ85%を網羅しています。

数字で見た「中身」の要点

2026年7月末時点の月次レポートによると、資産構成は国内株式5.1%、先進国株式(除く日本)83.7%、新興国株式11.2%です。国別では米国が63.1%、日本が5.0%。組入銘柄数は2,414本で、上位10銘柄の合計は23.4%を占めます。

出典:三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」月次レポート(2026年7月31日基準)

「均等に分散」ではなく「時価総額の大きさで分散」です

誤解が生まれやすいのはここです。オルカンは47カ国に均等配分しているわけではありません。時価総額加重型といって、規模の大きい企業ほど組入比率が高くなる仕組みです。世界で最も時価総額の大きい企業が米国に集中している以上、米国の比率が高くなるのは自然な結果といえます。

この記事で使うデータの出どころ

以降で扱う数字は、すべて運用会社が毎月公表している月次レポートと、指数を作っているMSCIの公表資料によるものです。推計や独自試算ではありません。基準日は原則として2026年7月31日です。

国・地域別の構成比|米国が63.1%を占めています

まず国別から見ていきます。ここがいちばん驚かれる部分かもしれません。オルカンという名前から受ける「世界中にまんべんなく」という印象と、実際の数字にはかなりの開きがあります。

組入上位10カ国・地域の実数値

国・地域別の構成比(%)|米国だけで全体の6割超

アメリカ
63.1%
日本
5.0%
イギリス
3.2%
カナダ
3.0%
台湾
2.8%
フランス
2.1%
スイス
2.1%
韓国
2.0%
ドイツ
1.9%
オーストラリア
1.4%
その他(37カ国あまり)
13.4%

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)。「その他」は100%から上位10カ国・地域の合計86.6%を引いて算出。

順位国・地域比率
1アメリカ63.1%
2日本5.0%
3イギリス3.2%
4カナダ3.0%
5台湾2.8%
6フランス2.1%
7スイス2.1%
8韓国2.0%
9ドイツ1.9%
10オーストラリア1.4%
-上位10カ国・地域の合計86.6%

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)。合計は本記事にて算出。国・地域の分類は主要取引所所在地または法人登録地によります

上位10カ国だけで86.6%、残る37カ国あまりで13.4%という配分です。中国やインドは上位10カ国に名前が出てきません。ただし国・地域の分類は法人登録地などのルールにもとづくため、企業の事業実態と一致しない場合がある点は月次レポートにも注記されています。

世界の名目GDPシェアと並べると、ズレが見えます

「経済規模で考えたらこうなるはず」という感覚と、実際の構成比を比べてみましょう。IMFの2025年の名目GDPデータと並べたものが以下です。

オルカンの組入比率と、世界の名目GDPシェアの比較

アメリカ
オルカン組入比率
63.1%
世界の名目GDPシェア
26.1%
日本
オルカン組入比率
5.0%
世界の名目GDPシェア
3.8%
ドイツ
オルカン組入比率
1.9%
世界の名目GDPシェア
4.3%
中国
オルカン組入比率
1.4%未満
世界の名目GDPシェア
16.6%
インド
オルカン組入比率
1.4%未満
世界の名目GDPシェア
3.3%

出典:組入比率は三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)、GDPシェアはIMFの2025年名目GDPデータ。中国・インドは上位10カ国・地域の外のため「1.4%未満」と表記しています。

国オルカンの組入比率世界の名目GDPシェア差
アメリカ63.1%26.1%+37.0pt
中国上位10位外(1.4%未満)16.6%大幅にマイナス
ドイツ1.9%4.3%-2.4pt
日本5.0%3.8%+1.2pt
インド上位10位外(1.4%未満)3.3%マイナス

出典:組入比率は三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)、名目GDPシェアはIMF World Economic Outlook(2025年、世界計117兆9,180億USドル)。差は本記事にて算出

米国はGDPシェアの2倍以上の重みを持っています。オルカンは「世界経済に投資する商品」ではなく、「世界の株式市場の時価総額に投資する商品」です。この2つは似ているようで、まったく別のものだと考えてみてください。

米国の比率は20年で48%から64%へ上がっています

さらに知っておきたいのが、この偏りが年々強まっているという点です。三菱UFJアセットマネジメントがMSCIのデータをもとに公表している資料によると、過去20年間で指数における米国の構成比率は約48%から約64%へ上昇し、日本の構成比率は相対的に低下しています。

出典:三菱UFJアセットマネジメント「MSCI ACWI(全世界株式)とは?」(2026年6月末時点、MSCI Inc.のデータをもとに作成)

つまりオルカンを持ち続けるということは、米国の比率が上がっていく流れをそのまま受け入れるということでもあります。指数が自動で入れ替えてくれる点は長所ですが、その結果として米国依存が強まっていることは知っておいてよいと思います。

組入銘柄は2,414本|上位10銘柄だけで23.4%です

次は銘柄の中身です。2,414本と聞くと十分に分散されている印象を受けますが、金額の重みで見ると景色が変わります。

組入上位10銘柄

組入上位10銘柄の比率(%)|10銘柄で23.4%

アップル
4.8%
エヌビディア
4.4%
マイクロソフト
3.1%
アマゾン・ドット・コム
2.2%
アルファベット クラスA
1.9%
ブロードコム
1.7%
台湾セミコンダクター
1.6%
アルファベット クラスC
1.5%
メタ・プラットフォームズ
1.2%
マイクロン・テクノロジー
1.0%

米国企業  米国以外(台湾)

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)。

順位銘柄国・地域業種比率
1アップルアメリカ情報技術4.8%
2エヌビディアアメリカ情報技術4.4%
3マイクロソフトアメリカ情報技術3.1%
4アマゾン・ドット・コムアメリカ一般消費財・サービス2.2%
5アルファベット クラスAアメリカコミュニケーション・サービス1.9%
6ブロードコムアメリカ情報技術1.7%
7台湾セミコンダクター台湾情報技術1.6%
8アルファベット クラスCアメリカコミュニケーション・サービス1.5%
9メタ・プラットフォームズアメリカコミュニケーション・サービス1.2%
10マイクロン・テクノロジーアメリカ情報技術1.0%
-上位10銘柄の合計--23.4%

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準、組入銘柄数2,414銘柄)。銘柄名は日本語表記に改め、合計は本記事にて算出

2,414本のうち、たった10本で全体の23.4%を占めています。残りの2,404本で76.6%という計算になります。1銘柄あたりの平均は0.03%ほどですから、下位の銘柄が値動きに与える影響はごくわずかです。

上位10銘柄のうち9本が米国企業です

台湾セミコンダクターを除く9銘柄はすべて米国企業で、その合計は21.8%になります。またアルファベットはクラスAとクラスCの2つが別々に入っており、合わせると3.4%です。実質的には同じ会社ですので、企業単位で見るとマイクロソフトを上回る重みを持っています。

個別の企業に大きく依存する怖さについては、S&P500を10年積み立てた記録のほうでも触れています。指数を通じた投資でも、上位数社の動向に成績が左右される点は変わりません。

業種別に見ると情報技術が29.6%を占めます

国と銘柄の次は業種です。ここでもやはり偏りがあります。世界の株式市場そのものが、いま特定の産業に大きく寄っているためです。

組入上位10業種

業種別の構成比(%)|情報技術が約3割

情報技術
29.6%
金融
17.1%
資本財・サービス
10.7%
一般消費財・サービス
8.6%
ヘルスケア
8.4%
コミュニケーション・サービス
7.6%
生活必需品
4.8%
エネルギー
3.9%
素材
3.6%
公益事業
2.5%

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)。GICSセクター分類。

順位業種(GICSセクター)比率
1情報技術29.6%
2金融17.1%
3資本財・サービス10.7%
4一般消費財・サービス8.6%
5ヘルスケア8.4%
6コミュニケーション・サービス7.6%
7生活必需品4.8%
8エネルギー3.9%
9素材3.6%
10公益事業2.5%
-上位10業種の合計96.8%

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)。業種はGICS(世界産業分類基準)のセクター分類。合計は本記事にて算出

広い意味でのテック関連は37.2%になります

情報技術29.6%にコミュニケーション・サービス7.6%を足すと37.2%です。アルファベットやメタはコミュニケーション・サービスに分類されていますので、生活実感としてのIT企業はこの2つのセクターにまたがっています。オルカンの4割弱がテック関連という見方もできます。

これは半導体やAI関連の相場が崩れたとき、全世界株式であっても大きく下がりうるということを意味します。業種の分散という観点では、思ったほど広くありません。

資産構成は先進国83.7%・新興国11.2%・日本5.1%です

オルカンはファミリーファンド方式で運用されており、3つのマザーファンドを通じて投資しています。この内訳を見ると、値動きの源泉がどこにあるのかがはっきりします。

3つのマザーファンドの構成比と直近の騰落率

マザーファンド構成比過去1カ月過去3カ月過去6カ月
外国株式(先進国、除く日本)83.7%-0.2%+5.3%+11.8%
新興国株式11.2%-9.0%-2.3%+6.5%
日本株式5.1%-1.0%+7.4%+13.4%

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート(2026年7月31日基準)。コールローン他0.0%を除く

注目していただきたいのは、直近1カ月で新興国株式が-9.0%と大きく下げているのに対し、オルカン全体は-1.3%にとどまっている点です。新興国の比率が11.2%しかないため、全体への影響が薄まっています。分散が効いているとも、新興国の上昇を取りにくいとも言えます。

日本株は5.1%しか入っていません

日本に住み、円で生活している方にとって、日本株の比率が5.1%というのは覚えておく価値があります。オルカンを持っているだけでは、資産のほぼすべてが外貨建て資産になります。円資産をどれくらい持っておくかは、オルカンの外側で考える必要があります。

米国63%は「分散できていない」という意味ですか

ここまで偏りを見てきましたが、それが即座に問題だという話ではありません。数字の読み方を変えると、違う姿も見えてきます。

売上ベースで見ると米国は約36%です

大和アセットマネジメントの資料によると、MSCI ACWIの米国比率は時価総額ベースで約63%である一方、企業の収益(売上)がどこで生まれているかで見ると米国は約36%にとどまります。

出典:大和アセットマネジメント「運用開始1年、足もとで進む相場の主役交代とグローバル分散の有効性」(2026年6月16日、2026年4月末時点のデータ)

アップルもマイクロソフトも、売上の相当部分を米国外で稼いでいます。上場している場所は米国でも、事業は世界中に広がっているということです。「米国63%=米国経済に63%賭けている」という単純な話ではありません。

直近では米国以外のほうが伸びています

同じ資料には、2024年12月末から2026年5月末までの地域別リターンも示されています。全世界株式が+40%、先進国株式が+36%、米国株式が+33%に対し、新興国株式は+71%でした。

出典:大和アセットマネジメント(2026年6月16日、2024年12月末〜2026年5月末)

比率が小さい新興国が大きく上げたことで、全世界株式が米国株式を上回る結果になっています。米国一強が常に続くわけではないことを示す実例といえます。暴落や不調の局面でどう考えるかは、NISAで損失が出たときの対処法にまとめています。

オルカンの中身に「入っていないもの」も確認してください

何が入っているかと同じくらい、何が入っていないかも大切です。ここを知らないまま「オルカン1本で完璧」と考えると、想定外の値動きに戸惑うことになります。

小型株はおよそ15%分が対象外です

MSCI ACWIが網羅しているのは、世界の投資可能な株式のおよそ85%です。裏を返せば、残る約15%にあたる小型株は指数に含まれていません。オルカンは「全世界の全銘柄」ではなく、「世界の大型株と中型株」だと考えてみてください。

出典:三菱UFJアセットマネジメント「MSCI ACWI(全世界株式)とは?」(2026年6月末時点)

債券・金・不動産は1円も入っていません

オルカンは株式100%の商品です。債券も金も不動産も含まれていません。株式市場が全体的に下がる局面では、資産全体が同じ方向に動きます。値動きの性質が違う資産をどう組み合わせるかは、NISAとiDeCoと金を組み合わせた計画で具体的に整理しています。株式とは値動きの理由が異なる現物不動産に関心がある方は、恵比寿の1K・1LDKマンション投資を坪単価で検証した記事もあわせてご覧ください。

為替ヘッジはありません|値上がりの4分の1は円安が押し上げています

交付目論見書に「原則として、為替ヘッジは行いません」と明記されています。この影響は想像以上に大きく、月次レポートの変動要因の内訳を見ると一目瞭然です。

変動要因設定来の寄与額(1万口あたり)構成比
先進国株式(除く日本)+17,121円62.2%
為替要因+7,201円26.2%
新興国株式+1,971円7.2%
国内株式+1,338円4.9%
その他(信託報酬等)-109円-0.4%
合計(基準価額の上昇分)+27,521円100.0%

出典:三菱UFJアセットマネジメント 月次レポート「基準価額の変動要因(概算)」(2026年7月31日基準、2018年10月31日の設定来累計)。構成比は本記事にて算出。概算値であり正確性を保証するものではありません

設定来の値上がり27,521円のうち、7,201円は為替によるものです。割合にすると26.2%、およそ4分の1にあたります。これは円高に振れた局面では、株価が上がっていても基準価額が伸びない、あるいは下がることがあることを意味します。過去の好成績には円安の追い風が含まれていた、という理解が現実的です。

中身を知ったうえで、どう付き合っていくとよいですか

ここまで読んで「思っていたより偏っている」と感じられたかもしれません。ただ、それを理由に売る必要はありません。大切なのは、期待と実態をそろえておくことです。

そのまま持ち続ける場合に意識しておきたいこと

米国とテック関連に厚いポートフォリオを持っているのだ、と認識しておくだけで十分です。下がったときに「全世界なのになぜ」と驚かずに済むことが、積立を続けるうえでいちばん効きます。指数は四半期ごとに見直されますので、世界の勢力図が変われば構成も自動的に変わっていきます。

偏りをやわらげたい場合の選択肢

資産全体で調整する方法があります。円建ての預貯金を厚めに持つ、債券や金を組み合わせる、日本株や新興国株を別途少し加える、といった形です。ただしオルカンと同じ指数の商品を2本持っても分散にはなりません。中身が同じだからです。

いくら積み立てるかは中身とは別の話です

構成比を知ることと、毎月いくら投じるかは切り離して考えてみてください。生活防衛資金を確保したうえで、値下がりしても生活に影響しない範囲にとどめることが先です。金額の決め方は毎月の積立額を年収別にシミュレーションした記事が参考になるはずです。

まとめ|オルカンの中身は「世界の時価総額」そのものです

最後に要点を整理します。数字はいずれも2026年7月31日基準です。

覚えておきたい5つの数字

米国63.1%、日本5.0%、組入銘柄2,414本、上位10銘柄で23.4%、情報技術セクター29.6%。この5つを頭に入れておけば、オルカンの値動きの理由はおおむね説明がつきます。

「全世界」の意味を取り違えないでください

オルカンは世界経済に均等配分する商品ではなく、世界の株式市場の時価総額をそのまま写し取る商品です。米国が大きいのは、米国の株式市場が大きいからにほかなりません。この仕組みを受け入れられるかどうかが、持ち続けられるかどうかの分かれ目になります。

中身は変わり続けます

過去20年で米国の比率は約48%から約64%へ動きました。今後どうなるかは誰にもわかりません。年に一度は月次レポートを開いて、いま自分が何を持っているのかを確認してみることをおすすめします。運用会社のサイトから無料で見られます。

よくある質問

読者の方からよくいただく疑問に、この記事で扱った範囲でお答えします。数値はいずれも2026年7月末時点のものです。

オルカンには何銘柄入っていますか

2026年7月末時点で2,414銘柄です。連動をめざす指数であるMSCI ACWIの銘柄数は2026年6月末時点で2,461銘柄ですので、ほぼ同じ水準になります。銘柄は四半期ごと(2月・5月・8月・11月)に見直されます。

中国株やインド株は入っていますか

新興国株式11.2%のなかに含まれていますが、いずれも組入上位10カ国・地域には入っていません。したがって比率はそれぞれ1.4%未満です。国・地域の分類は法人登録地などのルールによりますので、企業の事業実態とは一致しない場合があります。

オルカンの中身はどこで確認できますか

三菱UFJアセットマネジメントのファンドページから、毎月更新される月次レポートを無料で閲覧できます。国別・業種別・銘柄別の構成比のほか、基準価額の変動要因まで掲載されています。年に一度でも目を通しておくと、値動きの理由が腹落ちしやすくなります。

米国比率が高いなら、S&P500と同じではないですか

同じではありません。オルカンには日本5.0%、新興国11.2%など米国以外が36.9%含まれており、直近では新興国が米国を大きく上回るリターンを出した局面もありました。どちらを選ぶかについては別の記事で詳しく比較しています。

偏りが気になるので売ったほうがよいですか

偏りそのものは時価総額加重という仕組みの結果であり、不具合ではありません。気になる場合は、売却ではなく資産全体での調整を先に検討してみてください。売却のタイミングについては4%ルールを使った出口戦略の記事で整理しています。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクがあり、記載した過去の実績は将来の運用成果を保証するものではありません。構成比や数値は2026年7月末から8月時点の公表情報にもとづいており、今後変動します。最新の内容は運用会社の月次レポートおよび投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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