JリートETFはどれを選ぶ?1343・1476・1660などの利回り・信託報酬・分配月を比較【2026年版】

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Jリート(不動産投資信託)に少額から投資できるのが、JリートETFです。ただ、いざ選ぼうとすると、次の3つで手が止まってしまいます。

  • 1343・1476・1488は中身が同じに見えます。どれを選べばよいのでしょうか
  • 信託報酬のちがいは、実際のお金にするといくらの差になるのでしょうか
  • 分配金は年に何回、何月に受け取れるのでしょうか

結論から書きます。東証REIT指数に連動する定番3本は投資対象がほぼ同じなので、選ぶ基準は「1口から買えるか」「信託報酬」「分配月」の3つに絞れます。2026年8月12日時点では、1口単位の1476が1,867.29円、1488が1,890円で買えるのに対して、1343は10口単位のため最低19,490円が必要です。信託報酬(税込)は1476の年0.1650%程度がもっとも低く、分配金利回りは4.5〜4.9%台に並んでいます。

この記事の数値は、2026年8月13日に各運用会社と日本取引所グループの公式サイトで確認した、2026年8月12日基準のデータです。

この記事でわかること

  • 定番3本(1343・1476・1488)の最低投資金額・純資産総額・信託報酬・分配金利回り
  • Core型・高利回り型・セクター型という、指数のちがい
  • 信託報酬の差を保有額別の金額に置きかえた早見表
  • 決算月を組み合わせて、分配金を毎月受け取る方法
  • 買う前にすませておきたい手続きと、NISAでの注意点
  • タイプ別に「どれを選ぶとよいか」というケース別の結論
    1. この記事でわかること
  1. JリートETFは「連動指数・信託報酬・分配月」の3点で選びます
    1. JリートETFは東証REIT指数などに連動する上場投信です
    2. 個別のJリートを1銘柄ずつ買う場合とのちがい
  2. 主要JリートETFを実データで比較します【2026年8月12日基準】
    1. 東証REIT指数に連動する定番3本(1343・1476・1488)
    2. Core型・高利回り型・セクター型というえらび方もあります
  3. 信託報酬のちがいは、いくらの差になりますか
    1. 保有額別のコスト早見表
    2. 総経費率も見ておきましょう
  4. 分配月で選ぶ:3本を組み合わせると毎月受け取れます
    1. 組み合わせの具体例
    2. 回数が増えても、受け取る合計が増えるわけではありません
  5. 買うときの実務:口座・注文・分配金の受け取り設定
    1. NISAの成長投資枠で買えます
    2. 分配金を非課税で受け取るには、受け取り方法の設定が必要です
    3. 注文の出し方と、確認しておきたい費用
  6. リスクと注意点:金利・分配金・NISAの制約
    1. 金利が上がる局面では、価格が下がりやすいです
    2. 分配金は確定した金額ではありません
    3. NISA口座では損益通算ができません
  7. ケース別の結論:あなたはどれを選ぶとよいですか
  8. まとめ:2026年8月時点の現実的な選び方
  9. よくある質問
    1. つみたて投資枠でJリートETFは買えますか
    2. ETFと投資信託(インデックスファンド)はどちらがよいですか
    3. 1343と1476はどちらが得ですか
    4. 分配金はいつ口座に入りますか
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JリートETFは「連動指数・信託報酬・分配月」の3点で選びます

まず、JリートETFがどんな商品で、個別のJリートと何がちがうのかを整理します。

JリートETFは東証REIT指数などに連動する上場投信です

JリートETFは、東京証券取引所に上場しているJリートをまとめて買える上場投資信託です。iシェアーズ・コア Jリート ETF(1476)の場合、2026年8月12日時点の保有銘柄数は58銘柄です。

出典:ブラックロック・ジャパン「iシェアーズ・コア Jリート ETF」ファンドの詳細(2026年8月12日基準/2026年8月13日確認)

国内に上場するJリートETFは、不動産証券化協会(ARES)の一覧で31本です(2026年8月時点)。本数は多いのですが、中身は「どの指数に連動するか」でグループ分けできるため、迷う場面は思ったより少なくなります。

出典:J-REIT.jp(不動産証券化協会)JリートETF銘柄一覧(2026年8月13日確認)

個別のJリートを1銘柄ずつ買う場合とのちがい

個別のJリートは1口が数万円から数十万円で、銘柄ごとに用途(オフィス・住宅・物流・ホテル)が偏ります。いっぽうETFなら、数千円台から分散が効きます。そのかわり指数に沿って動くので、特定の物件や運用会社をねらって選ぶ楽しみはありません。

まずは「東証REIT指数型を1本」で十分で、そこから高利回り型やセクター型を足すかどうかを考える順番がわかりやすいです。

主要JリートETFを実データで比較します【2026年8月12日基準】

ここからは実際の数字で比べます。定番3本を並べたあと、指数のタイプ別にも整理します。

東証REIT指数に連動する定番3本(1343・1476・1488)

連動先は同じ東証REIT指数(配当込み)なので、値動きはほぼ同じです。差が出るのは売買単位・信託報酬・決算月の3点です。

コード/銘柄名売買単位最低投資金額純資産総額信託報酬(税込)分配金利回り決算月
1343 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(野村)10口19,490円5,393.7億円年0.1705%4.77%2・5・8・11月(各10日)
1476 iシェアーズ・コア Jリート ETF(ブラックロック)1口約1,867円約3,751億円年0.1650%程度4.85%2・5・8・11月(各9日)
1488 iFreeETF 東証REIT指数(大和)1口1,890円2,568.34億円年0.1705%4.58%3・6・9・12月(各4日)

出典:NEXT FUNDS「1343」/ブラックロック・ジャパン「1476」/大和アセットマネジメント「1488」。いずれも2026年8月12日基準で、利回りの算出方法は各社の公表に準じます(2026年8月13日確認)

1343は純資産総額が5,000億円を超えていて、東証REIT指数に連動する国内ETFのなかで最大です。売買が活発でまとまった金額を動かしやすい一方、10口単位のため買い増しの最小単位が約1.9万円になります。

毎月コツコツ積み上げたい方は1口単位の1476か1488、金額が大きく流動性を重視する方は1343が選びやすい形です。

Core型・高利回り型・セクター型というえらび方もあります

タイプ代表的な銘柄コード連動指数特徴
全体型1343/1476/1488/1597/2556東証REIT指数Jリートのほぼ全銘柄に時価総額の大きさに応じて投資します
Core型2517/2528/360A東証REIT Core指数規模や流動性で絞った銘柄群に投資します
高利回り型1660/210A/459A/608A野村高利回りJリート指数、日経高利回りREIT指数など分配金利回りの高い銘柄を中心に組み入れます
セクター型2565(物流)/2096(オフィス)/2097(住宅)/2098(ホテル・商業)東証REITの用途別フォーカス指数用途をしぼって投資します。決算は年6回です

出典:J-REIT.jp(不動産証券化協会)JリートETF銘柄一覧(2026年8月13日確認)

高利回り型のMAXIS高利回りJリート上場投信(1660)は、2026年8月12日時点の分配金利回りが4.63%、純資産総額は618.44億円です。日経高利回りREIT指数に連動するiFreeETF(210A)は利回り4.80%ですが、純資産総額は157.34億円と小さめです。利回りの数字だけで選ぶと、値動きの荒さや売買のしにくさを見落としやすくなります。

出典:三菱UFJアセットマネジメント「MAXIS高利回りJリート上場投信(1660)」/大和アセットマネジメント(関連ファンド一覧・210A)。2026年8月12日基準/2026年8月13日確認

信託報酬のちがいは、いくらの差になりますか

JリートETFの信託報酬は、おおむね年0.145%から年0.3%の範囲に収まっています。日本取引所グループが公表している一覧から、代表的な銘柄を抜き出しました。

コード銘柄名(略称)信託報酬(JPX公表値)
1597MAXIS Jリート上場投信0.145%
1660MAXIS高利回りJリート上場投信0.145%
2517MAXIS Jリート・コア上場投信0.145%
1476iシェアーズ・コア Jリート ETF0.15%
1343NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信0.155%
1488iFreeETF 東証REIT指数0.155%
2556One ETF 東証REIT指数0.155%
2528iFreeETF 東証REIT Core指数0.2%
2565グローバルX ロジスティクス・J-REIT ETF0.275%
1345上場インデックスファンドJリート(隔月分配型)0.3%

出典:日本取引所グループ「銘柄一覧(ETF)」(8月13日確認)。表記は税抜き中心で、税込みでは1343と1488が年0.1705%、1476が年0.1650%程度と公表されています

保有額別のコスト早見表

率だけを見てもピンとこないので、税込みの信託報酬を金額に置きかえました。1年間そのまま持ち続けた場合の目安です。

保有額年0.1650%(1476)年0.1705%(1343・1488)年0.21%(1343の総経費率)
100万円1,650円1,705円2,100円
300万円4,950円5,115円6,300円
500万円8,250円8,525円10,500円

出典:料率はNEXT FUNDS「1343」、ブラックロック・ジャパン「1476」、大和アセットマネジメント「1488」の公表値(2026年8月13日確認)。金額は保有額に料率を掛けて算出した目安です

総経費率も見ておきましょう

信託報酬とは別に、指数の利用料や監査費用などを含めた総経費率が公表されています。1343は信託報酬が年0.1705%に対して、総経費率は年0.21%です(集計期間は2025年11月11日〜2026年5月10日)。実際の負担は少し重くなるため、比較では総経費率もあわせて確認してみてください。

100万円を1年持ったときのコスト差は、1476と1343・1488で55円ほどにすぎないので、信託報酬だけで決めるより売買単位や分配月で選ぶほうが実益は大きくなります。

分配月で選ぶ:3本を組み合わせると毎月受け取れます

JリートETFの多くは年4回の決算です。ここがずれている銘柄を組み合わせると、受け取りの月を分散できます。実際の決算月を並べてみます。

決算月1343147614881660
1月なしなしなし10日
2月10日9日なしなし
3月なしなし4日なし
4月なしなしなし10日
5月10日9日なしなし
6月なしなし4日なし
7月なしなしなし10日
8月10日9日なしなし
9月なしなし4日なし
10月なしなしなし10日
11月10日9日なしなし
12月なしなし4日なし

出典:NEXT FUNDS「1343」分配金情報/ブラックロック・ジャパン「1476」/大和アセットマネジメント「1488」/三菱UFJアセットマネジメント「1660」決算情報(2026年8月13日確認)

組み合わせの具体例

表のとおり、1343(または1476)は2月・5月・8月・11月、1488は3月・6月・9月・12月、1660は1月・4月・7月・10月です。この3本を持てば、12か月すべてで分配金の決算日が来る形になります。

回数が増えても、受け取る合計が増えるわけではありません

分配の回数は、あくまで受け取るタイミングの問題です。年4回を年12回に分けても、1年間に受け取る合計額が増えるわけではありません。生活費の足しにしたい方は、受け取り月を分散してみてください。

買うときの実務:口座・注文・分配金の受け取り設定

買う前の準備を確認します。NISAの枠・分配金の受け取り方法・注文の出し方が要点です。

NISAの成長投資枠で買えます

ここで紹介したJリートETFは、いずれもNISAの成長投資枠の対象です。税金の扱いは、金融庁が次のように説明しています。

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。一方で、NISA口座で投資した金融商品から得られる利益は非課税になります。

出典:金融庁「NISAを知る」NISA特設ウェブサイト(2026年8月13日確認)

年間の投資枠はつみたて投資枠と成長投資枠をあわせて最大で年間360万円、非課税で保有できる限度額は最大1,800万円です。

出典:金融庁「NISAを知る」NISA特設ウェブサイト(2026年8月13日確認)

分配金を非課税で受け取るには、受け取り方法の設定が必要です

上場しているETFやJリートの分配金は、証券口座の受け取り方法を株式数比例配分方式にしていないと、NISA口座でも課税されてしまいます。受け取り方法が銀行振込などになっている方は、注文の前に設定を変えておいてみてください。

注文の出し方と、確認しておきたい費用

確認する項目やることつまずきやすい点
口座の種類NISA(成長投資枠)を選んで注文します特定口座のまま買うと非課税になりません
売買単位1343は10口、1476と1488は1口から注文します単位を間違えると想定外の金額になります
注文方法指値注文で価格を決めて出します売買が少ない銘柄は成行だと不利な値段になりやすいです
売買手数料利用する証券会社の国内ETFの手数料を確認します手数料は会社ごとに違うため、公式サイトで確認してみてください
分配金の受け取り株式数比例配分方式に設定します設定していないとNISAでも課税されます

※制度の内容は金融庁、売買単位は各運用会社、手数料は各証券会社の公式サイトで確認してみてください(2026年8月13日時点)

JリートETFは「NISA口座で、指値で、株式数比例配分方式にしてから買う」の3点をそろえておけば、あとは保有するだけです。

国内ETFの取扱いと売買手数料は証券会社ごとに差があるので、条件を見比べてから選んでみてください。

リスクと注意点:金利・分配金・NISAの制約

下がる場面も見ておきます。金利・分配金・NISA制度の3つに分けて注意点を説明します。

金利が上がる局面では、価格が下がりやすいです

Jリートは借入で物件を買うため、金利の上昇は利息の負担増につながります。1476の年初来トータルリターンは2026年8月12日時点でマイナス7.5121%、1660の直近6か月の騰落率(分配金再投資)はマイナス7.34%です。

出典:ブラックロック・ジャパン「1476」/三菱UFJアセットマネジメント「1660」(2026年8月12日基準/2026年8月13日確認)

いっぽうで1660の3年騰落率はプラス12.96%、設定来はプラス73.65%です。短い期間の下落だけを見て判断すると、長い目で見た形を見落としてしまいます。

分配金は確定した金額ではありません

分配金は賃料収入などをもとに決まるため、毎回同じ金額にはなりません。1343の直近4回の実績を並べます。

決算日分配金(100口あたり・税引前)
2026年2月10日2,550円
2026年5月10日2,370円
2026年8月10日2,060円
2025年11月10日2,310円

出典:NEXT FUNDS「1343」分配金情報(2026年8月13日確認)

直近では2月の2,550円から8月の2,060円へと減っています。利回りは「直近1年の分配金÷いまの価格」で計算した過去の数字なので、これからも同じ金額が続く保証はありません。

NISA口座では損益通算ができません

NISA口座で出た損失は、ほかの利益と損益通算も繰越控除もできません。また売却しても、その年の枠はすぐには戻りません。

ケース別の結論:あなたはどれを選ぶとよいですか

こんな方候補理由
とりあえず少額で試したい1476/14881口単位で、2,000円前後から買えます
コストをできるだけ低くしたい1476税込みの信託報酬が年0.1650%程度で、比較した3本のなかで最も低いです
まとまった金額を売買したい1343純資産総額が5,393.7億円と最大で、売買が活発です
分配金を毎月受け取りたい1343(または1476)+1488+1660決算月が2・5・8・11月、3・6・9・12月、1・4・7・10月で重なりません
利回りを少しでも高くしたい1660/210A利回りは4.63%と4.80%ですが、純資産総額は全体型より小さめです

出典:本文中の各運用会社の公表データ(2026年8月12日基準・8月13日確認)

迷ったら1口単位で買える1476か1488を1本だけ持ち、分配金の受け取り方に慣れてから本数を増やす順番がおすすめです。

まとめ:2026年8月時点の現実的な選び方

東証REIT指数に連動する定番3本は、値動きの中身がほぼ同じです。選ぶ順番は、売買単位で候補を絞り、信託報酬で並べ、最後に分配月で調整するのがいちばん迷いません。

  • 少額なら1口単位の1476(約1,867円)か1488(1,890円)です
  • コストは1476が年0.1650%程度で最も低く、100万円あたりの差は年55円ほどです
  • 1343は純資産総額5,393.7億円で最大ですが、10口単位で最低19,490円かかります
  • 1343・1488・1660を組み合わせると、決算月が12か月に分散します
  • 金利の上昇局面では価格が下がりやすく、分配金も一定ではありません

数値は2026年8月12日基準です。買う前には各運用会社の最新の公式ページと交付目論見書で、料率と決算日を確認してみてください。

よくある質問

最後に、購入前によく検索される4つの質問にお答えします。

つみたて投資枠でJリートETFは買えますか

つみたて投資枠は対象商品が限られているため、JリートETFは成長投資枠での購入になります。NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠と成長投資枠をあわせて最大360万円です。

ETFと投資信託(インデックスファンド)はどちらがよいですか

毎月自動で積み立てたい方や金額指定で買いたい方は投資信託、価格を見て指値で買いたい方や分配金を受け取りたい方はETFが向いています。

1343と1476はどちらが得ですか

連動する指数は同じです。ちがいは売買単位(10口と1口)と信託報酬(税込みで年0.1705%と年0.1650%程度)、決算日(各10日と各9日)です。少額で積み上げるなら1476、金額が大きいなら1343が扱いやすい形です。

分配金はいつ口座に入りますか

決算日を基準に、後日支払われます。支払開始日は運用会社が公表するお知らせに記載されるため、各銘柄の公式ページで確認してみてください。

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